感覚運動リハビリテーションの領域には、RAS、PSE、TIMPの3つの技法が示されている。RASは歩行障害の訓練に、PSEとTIMPはともに筋力強化や各関節の可動域の促進に適用されるが、PSEは主に音楽の要素を利用し、TIMPは主に楽器の特性を利用する事で、筋力強化や各関節の可動域を促進する 
  
 
リズムによる聴覚刺激法
(Rhythmic Auditory Stimulation: RAS)
 
概要:音楽による聴覚リズムを合図に、元来リズミカルである歩行の機能を維持・改善する技法
適用:主に、脳卒中、パーキンソン病、外傷性脳損傷、脳性麻痺、などの歩行障害
 
CBRM 運動機能論文(基礎研究)     
CBRM 運動機能論文(臨床研究)
 



パターン化した感覚の強化法
(Patterned Sensory Enhancement: PSE)


 
概要:PSEは、音楽要素(リズム、旋律、ハーモニー、強弱、音響など)を用いて時間的・空間的・そして力動的な音楽によるパターン化した合図により四肢や身体の筋力強化や各関節の可動域の促進を促す技法
適用:1. 単純な動作の反復:四肢や身体の持久力や筋力強化、手指の巧緻性、把持、屈曲/伸展、内転/外転、回旋、回外/回内などをともなう各関節の適切な可動域の維持・促進、体幹の回旋など、四肢の協調性の促進
    2. 一連の意味ある動作:起立着座など
 
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CBRM 運動機能論文(臨床研究)
 


治療的な楽器演奏法
(Therapeutic Instrumental Musical Performance: TIMP)
 
概要:TIMPは、ニーズとなる動作パターンの特徴に基づいて楽器の選択やその空間的配置を考慮することにより、 機能的動作パターンを促進する技法
適用:四肢や身体の持久力や筋力強化、手指の巧緻性、把持、屈曲/伸展、内転/外転、回旋、回外/回内などをともなう   各関節の適切な可動域の維持・促進、体幹の回旋など、四肢の協調性の促進
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